企業におけるソフトウェア管理
最近よく耳にする言葉に、「コンプライアンス(法令遵守)」や「CSR」(企業の社会的責任)があります。
蔓延する「不正コピー」や「違法コピー」により損失をこうむっているソフトウェアメーカーもここに来て徐々に厳しい態度を見せ初めており、
悪質なケースに対しては法廷に持ち込むなどの措置を取るケースもあるようです。
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■なぜ、ソフトウェア管理が注目されているのか
最近よく耳にする言葉に、コンプライアンスやCSRがあります。
皆さんも新聞やテレビ、雑誌などで目にしたことがあるかもしれません。
コンプライアンスは、英語では"compliance"、日本語に訳すと「法令遵守」となります。
"CSR"は"Corporate Social Responsibility"の頭文字をとった表現で、
日本語では「企業の社会的責任」などと訳されて使われることが多いようです。
これらに関連した書物は多数の関連書籍が出版されており、書店で簡単に探すことができます。
企業の環境対応が注目された時期がありましたが、現在、もっとも注目されているのが、
このコンプライアンスとCSRです。
このような流れの中で、ソフトウェアの使用についても著作権保護の観点から、
「不正コピー」や「違法コピー」を防止しようという動きが高まっています。
「不正コピー」「違法コピー」とは、ソフトウェアを不正にコピーして
複数のパソコンにインストールしたり、オリジナルのソフトウェアをコピーしCD-ROMなどに焼き付け、
オークションなどで販売することを指します。
会社という単位で見た場合、もっとも多い不正が、ソフトウェアの不正なインストールでしょう。
従業員の著作権に対する意識の欠如が大きな原因と言えますが、不正インストールは管理者の知らない間に
蔓延してしまうのが特長で、「知らなかった」では済まされません。
もし仮に、「不正コピー」「違法コピー」が発覚すると、企業としては大きなダメージを蒙ることを覚悟しなくてはなりません。
莫大な損害賠償金や正規分のソフトウェア購入代金が必要になるのはもちろんのこと、社会的な信用の失墜も免れません。
つまり、企業は上記のような不正が社内で行なわれないよう、社内体制を整備し、管理・維持していく必要があります。
メーカーサイドでも不正コピー防止の観点から、さまざまな対策を行なっており1枚のCDでライセンス管理ができる各種プログラムを展開しています。
■目的と必要性
ソフトウェアにおけるライセンスの考え方
一般的にソフトウェアの場合は使用権という形でユーザに付与されますが、これは、通常、1台のパソコンにインストールすることを前提にしています。
したがって、仮に個人で購入した製品であっても、自宅と会社の両方のパソコンにコピーすることは禁じられています。
(つまり、インストールできるライセンス数は1つとなります。)
もちろん、会社で購入した場合も同様で、仮に100人の社員がいる場合は、100人分(100ライセンス)のソフトウェアを購入しなくてはなりません。
不正使用が会社に与える影響
先にも説明しましたが、会社でソフトウェアの不正使用していたことが判明した際は、多額の賠償金を請求されてしまいます。
もちろん、賠償金を支払えばよい、ということではなく、正規のアカウント分の使用料も払わなくてはなりません。
社員数の多い会社の場合は大変な出費となり、大げさに言えば、「不正コピーが原因で倒産」といった事態をまねかないとも言えません。
もちろん、こういった不祥事は取引先などにもいつの間にか伝わってしまいますから、社会的な信用まで失いかねません。
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