実践サイト構築ツール活用ガイド
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デザイン・制作会社の選びかた

制作会社の違いを見極めるにはこのポイントをチェック。

Webサイトのパターンによって、得意とする制作会社とそうでない会社があります。
また、見積もりの明細や提案内容も千差万別です。
これからWebサイトを立ち上げようと考えている方は必見の情報を提供します。
制作会社を選ぶときの4つポイントとは?
制作会社の違いを見極める方法とは?

■デザイン・制作会社の選びかた

一口にWebサイトを構築するといっても、Webサイト構築の目的によりどういった制作会社に発注するかは大きく異なります。
商品販売をメインとする場合と、販売チャネルの拡大を目的としたサイトでは必要な機能や運営方法に大きな違いが あるからです。

どのような制作業者に発注するかを決める作業は、サイト作りの中で大きなウェイトを占め、 そのサイトが成功するか失敗するかは発注先の力量によって決まってしまう部分も多いのです。

最悪のケースでは、サイトを作ったはいいが初期の目的を全く果たせず、新たに作り直した方が早い、といったケースすら あります。
したがって、大企業ならいざ知らず、中堅・中小企業では失敗は許されません。
たとえ、数十万円でも無駄にするわけにはいかないからです。
読者の中には、「オーバーに言っているんだろう」と思っている方もいるかもしれませんが、ほんとうにある話です。

筆者の知っている会社では、最新のXML を使ったシステムに何と2000万円もの費用をつぎ込みながら、 システムがまともに稼動せず、結局システム自体を廃棄してしまいました。
また、ある会社では社内的にも評判がよく当初は担当者も張り切って運営をしていましたが、サイトへの訪問者や 問い合わせが全く増えず、結局担当者も嫌気がさして結局いつの間にか全く更新されなくなってしまいました。

つまり、一昔前のように簡単な会社案内的なWebサイトでも評価された時代はともかく、現在のようにWebサイト自体が 企業の販売チャネルとして機能することを期待されてきている以上、Webサイト制作会社は、単なるデザイン屋さんではなく、 マーケティングも含めたコンサルティング能力が要求されます。

したがって、デザインセンスがいい、プログラムの開発能力がある、会社の規模が大きい、といった要素で発注企業を 選択するとあとあと公開することにもなりかねません。

1.信頼できる制作会社を見分ける4つのポイントとは?
2.知り合いに紹介された会社があるが、発注して大丈夫?
3.雑誌やネットで調べてみたが、制作会社の違いが今ひとつ分からない。
4.個人で安価に請け負ってくれるところがある。頼んで大丈夫か。


あなたがお持ちのこのような悩みや疑問点は誰もが感じているはずです。
まずは、業者を選択する手順について説明してみましょう。

具体的には、以下の手順で制作会社の絞り込みを行います。

1.発注できそうな制作会社の当たりをつける。
2.初期の絞り込みを行う。
3.RFPを作成する。 RFP(提案依頼書)とはを参照してください。
4.見積書・提案書を比較検討する。

■発注できそうな制作会社の当たりをつける

自社が作りたいと思っているWeb サイトを作成できる可能性のある制作会社を以下の方法を使って調べます。
この段階では正式な発注先を決めるのではなく、どのようなサービスや製品があるのかを探り相場感を把握するのが 目的ですから、なるべく数多くの業者を候補とします。

1.知人の紹介を受ける

一番のメリットは、制作会社の評判や導入に必要な費用についても納得できるまで細かく質問できることです。
ただし、自社で望んでいるシステムと、紹介元の企業のサイトを比較してその内容が大きく違っている場合は、 あまり参考にならないかもしれません。
特に費用に関しては、ほんの少しの仕様の違い(機能)で大きく変動します。おおよその感触を掴んでおく、 といた程度で考えておいたほうがいいでしょう。

また、業者の評価については、紹介者の知識や経験によって左右されるため、的確でないこともあります。 評価については過信しすぎないようにすることが大切です。

2.インターネットで検索する

インターネットを利用して、開発案件を持つ企業と制作会社の間に立ち、双方の仲立ちとしてのサービスやソリューション 情報を提供しているサイトがあります。
ここで「ソリューション」といっているのは、ある特定の仕組みに特化したパッケージ商品と考えてもらって かまいません。

●マッチングサービス

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楽天ビジネスサービス
ビジネス一括見積・比較サイト!【楽天ビジネス】
利用企業数:31377社。見積り依頼サービスやユーザによる評価もあり。大規模〜小規模まで。
楽天ビジネスは楽天市場の楽天が運営する企業間取引サイトで、現在日本最大のビジネスマッチングサイトです。
ホームページの作成、会社パンフレットの作成、会計処理の代行、助成金申請特許申請の代行、など仕事を外注しなくてはならなくなったときに、 いったいどこに頼んだら良いのか途方にくれた経験はありませんか?

イエローページやインターネットの検索サイトで探すこともできますが、意外と最適な業者が見つからず、苦労することが多いのではないかと思います。 そんなときたった一度「こんな仕事をして欲しい」と見積依頼(無料)を登録するだけで、全国の事業者から次々と見積が届くサービス。 それが楽天ビジネスです。
 ◆利用は一切無料です!
 ◆具体的な商談に進む相手以外には御社の情報は公開されません!

さぶみっとJAPANホームページ制作マッチング
http://www.submit.ne.jp/sv/hp/index.asp
制作会社への見積り依頼や提案依頼が匿名で行えます。どちらかというと、ホームページ制作が多い。

商談上手 大阪市都市型産業振興センター ソフト産業プラザ iMedio
http://syodan.imedio.or.jp/
大阪市が手掛ける、IT関連の業種を中心とした受発注サイト。
関西のシステムベンダー、デジタルクリエーターが多数登録。
ホームページ制作、システム構築、eビジネス関連など。

ビジネスモール
http://www2.b-mall.ne.jp/BM/BM0100/01_TopPage.as
全国の商工会議所の会員が登録された、日本最大の企業情報データベース。
約320,000の事業所から検索可能。

●その他の情報源

中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp/
中小企業総合事業団が運営している支援サイト。

3.業界の専門紙を参照する

Webサイトを専門に扱った業界誌・紙は今のところほとんどないようです。
Webデザイン系の雑誌を参照するか、あるいはWebサイトの制作会社をまとめた一覧が販売されていますので、これらを参考にします。

専門誌としては、WEB FLASH という雑誌が販売されています。
有名企業120社のWEBリニューアル時の予算と内容と業者名・WEB画面の他、制作意図、期間、言語、制作会社などが掲載されています。
また、一部は予算や予算管轄部署も掲載されています。
業種別の企業におけるWEBプロモーションの状況の把握もできますので、資料としても充分活用することが可能です。
隔月発行で通販のみでの販売です。

業者一覧としては、 Web制作会社年鑑 2004 Web Designing Year Book¥4,935 (税込) WEBプロ年鑑〈04〉¥10,290(税込) が販売されています。

主要Web制作会社の構築事例、特長、受注目安額、連絡先を網羅したポートフォリオです。
Web制作会社の検討資料や、サイトの比較研究に役立ちます。巻末に業種別インデックス等も収録されています。

■初期の絞り込みを行う

上記のような方法を使うと相当数の制作会社が見つかります。
この中から、初期段階として絞り込みをする際のチェックポイントを挙げます。

1.実績(同様の開発事例があるか)

制作会社のWeb サイトには「実績一覧」や「開発事例」が掲載されています。まず、これをくまなくチェックします。
開発実績を横断的に閲覧することで、

・ビジュアル系のサイトが得意なのか、業務系のサイトが得意なのか。
・「自社が考えているイメージと近い機能を持っている」
・「自社と同じ業界の仕事を得意としている」

など、多くの情報が得られます。
業者によっては得意先との関係により、全ての実績を掲載していない場合もありますが、全く実績が掲載されていないような場合は、 経験が浅いか、Webサイトの構築事態をメインとしていない可能性が高いと考えてよいでしょう。

2.制作会社のバックボーンによる違い

最近ではWebを作るためのソフトも安価で機能の充実した製品が揃ってきたため、ある意味では誰でもが簡単に制作できるように なってきました。
そのため、Webサイトの制作を専門にしている会社以外にも、印刷会社・広告代理店・システム開発業者など、 さまざまな分野の会社が制作を行っています。

一概にどれがいいとは言えませんが、少なくとも、印刷会社はビジュアル系が中心となりますし、広告代理店はWebマーケティング、 システム業者は複雑なプログラム開発を伴う案件が得意分野であることは間違いありません。

このような違いがあるため、広告代理店に通販サイトを依頼しても外注に投げられてしまうだけですし、システム系の業者に ビジュアル要素の強いWebを依頼しても同じ運命をたどります。
逆に印刷会社に複雑なプログラムが絡むような案件を依頼しても、最終的にはシステム会社が作業を行うことになります。
つまり、自社サイトの目的とそれを実現するための要素にあった業者を選択する必要があります。

3.得意としているサイト規模はどれくらいなのか

先ほども言いましたが、同じ条件で見積りを作成してもらっても制作会社によって、その費用は相当な隔たりがでてきます。
これは、Webサイトを構築するとき、制作会社によって制作のベースとする技術(CGIを得意とする会社もあれば、 PHPやJAVAといった技術、あるいはFLASHなど)が違うこともありますし、得意とするサイトの規模が違うことが挙げられます。

数10万円〜100万円規模、あるいは100〜200万程度のシステムを得意とする業者もあれば、何千万円もするような案件を得意とする 業者もあります。
もちろん、大規模な案件しか手がけないような会社は価格も高い傾向にあります。

これ以外にも、 
ホスティングサービスの有無・ホスティング環境の違い(専用サーバと共用サーバ・ディスクスペース・etc)・ 保守に関する条件などが相違点として挙げられます。

このように、制作会社がベースとする開発・保守環境の違いや、サイト構築に関わる得意な業務の違いがあるために、 おのずと価格が決まってしまう側面があります。

4.提案力(コンサルティング力)

先にも言いましたが、現在はWebサイトを作るためのソフトも充実してきており、ほんの少し学習をすれば、そこそこのものは 誰でも作成できます。

ただし、Webサイトは作ることが目的ではなく、あくまでも売上げを上げたり、取り引き先を増やすのが目的です。
よく、しゃれたデザインにこだわるあまり、本来必要な集客の機能や、問い合わせへの対応をどうするか、といった事を おろそかにしているケースもままあるようですが、信頼できる制作会社の担当者であれば、本来の目的を忘れることなく、 ほんとうに必要な要素に予算を振り向けるよう、提案があるはずです。
このような提案もなく、制作会社が自社の得意な分野にばかり予算を振り向けるようであれば、発注は見合わせたほうが よいでしょう。

Webサイトは作ったらそれで終わり、というのではなく、その後もプロモーションも含めて様々な形で制作会社と付き合って いかねばなりません。
このとき、経験を充分に積んだ人が担当になってくれれば問題はありませんが、そうでない場合は、サイト自体の存続を 見直さざるを得なくなってしまうという事態になりかねません。

5.その他のチェックポイント

●大企業なら安心か
結論だけ申しますと、大企業だから安心とは言えません。
外注に発注することは日常茶飯事です。
結局はどの程度のスキルを持った人が担当するかによってきまります。

私が担当したある仕事で、プログラム開発を発注元のシステム子会社と当社で分担したケースがありました。
その時打ち合わせに来た人は、システム子会社の外注企業が発注したフリープログラマでした。

●会社概要をどこまで重視するか
大企業だからと言って安心できないように、零細企業だからとか、社員数が少ないとかは開発自体にはさほど影響を受けません。
特に大掛かりなWebサイトでなければ社員数は関係ありません。

●フリーのデザイナ・プログラマでも大丈夫か
私なら頼みません。その人がどこかの会社に就職してしまったりした場合、 サイトの保守をできる人がいなくなってしまいます。
特にプログラムが絡む場合など、機能の追加や変更などが発生した場合、いくら優秀なプログラマでも他人の書いた プログラムを調べ検証し適切な修正を施すのは相当な困難が伴います。

●広告代理店や印刷会社などに発注しても大丈夫か
一般論ですが、広告代理店や印刷会社では外注扱いとなるケースが多くなります。
ただし、コーディネーターとして見た場合、

・中立的な立場で適切なアドバイスや調整ができる
・システム構築や広告取扱いなどまでトータルで依頼できる
・数多くのソフト会社やデザイナーとコネクションを結んでおり、顔が広い
などの便利さもあります。

■見積書・提案書を比較検討する

まず提案書に目をとおして、疑問や不明な点がないか、企画の内容を反映したものになっているかをチェックします。
疑問点やわからない用語などがあれば、遠慮せずに質問しましょう。その際に、あなたの質問に的確に答えてくれるか どうかがポイントです。

Webサイトの構築には、発注元の皆さんと開発者との緊密なコミュニケーションが不可欠です。
そういう観点から見ると、あなたの理解できない難解な技術用語を並べたてて説明するような人は要注意です。

もちろん技術力やコスト面も大きなポイントになりますが、お互いの意思疎通がうまくいかないと双方に不満が残る、 といった事になりがちです。
制作会社を決める際にはこのことも忘れないでください。

見積書のチェックポイント

チェックするポイントは3つです。

1.必要なハードウェア・ソフトウェアの種類とその費用
2.制作費(企画・デザイン・HTML制作・原稿作成料・管理・CGIプログラム制作・特殊制作費など)
3.運用に係わる費用

1.必要なハードウェア・ソフトウェアの種類とその費用

・価格に妥当性があるか。
・オーバースペックになっていないか
・他社にないハードやソフト代金が含まれていないか。
・ユーザ数に応じて追加料金が必要なソフトが含まれていないか。

2.制作費

見積り書の項目は、企画構成費・HTML制作・原稿作成・イラストや写真作成費などのほかに、CGIプログラム制作費や 特殊技術制作費(FLASなど)などのの項目に分けれているのが一般的です。
会社によっては、TOPページ制作・デザイン費用を別にしている会社もあります。

各社によって項目の違いはありますが、この部分の費用は割と比較しやすいものですが、なぜ、そのような費用になるのかは 詳しく聞いておいたほうがいいでしょう。
特に管理費や企画料は、全体の調整費用として組み込まれてしまう可能性もあるため、他社との違いや、 どのような作業(内容)が伴っているのかを確認します。

また、CGIなどプログラム開発が必要な場合は、提案書・見積り書と同時に「機能一覧表(処理一覧表)」も提出してもらう ようにします。

自社で必要な機能については制作会社が過去に作成したサイトを元に、デモを行ってもらうのがいいでしょう。
書類だけでは理解できなかった機能の詳細や操作性について、より具体的な形で捉えることができます。
なお、デモでは単に機能説明だけを聞くのではなく、なぜ、そのような機能が必要なのかといったことや、 他社とに相違点などについても説明を受けることで、制作会社の開発に対する姿勢がわかります。

3.運用に係わる費用

一般的によほどの大手でもない限りWeb サーバは自社で管理せず、制作会社や専門のホスティング会社(レンタルサーバ)に 委託することが多いでしょう。
データベースについても同様です。

この場合、Web サーバ自体の障害に関してはホスティング会社で面倒みてくれるはずですが、データベース自体の保守・ 管理は基本的にはユーザの責任となります。
Web アプリケーションではデータベースを使うことが多くなるため、この部分の保守・管理は大事なポイントです。
運用に係わる費用でのポイントは、

・ホスティング代金
・システムの保守・管理代金(ホスティング代金に含まれる場合が多い)
・コンテンツの更新費用
・初期費用と次年度以降に必要な費用

が挙げれれます。
特に、「次年度以降に必要な費用」については明細まで含めて提出してもらうようにしましょう。

4.条件の確認を行う

各社から提出された、見積り書・提案書・機能一覧表(処理一覧表)を検討し終えたら、細かい部分もチェックをしましょう。
Web 特有のチェックポイントもありますから、充分な検討をしてください。

●チェックポイント1:ホスティング条件

・専用サーバか共用サーバか? 使用できる容量は? 帯域はどれくらいか?
・共用サーバの条件(共用サーバの制限事項などがあるか)
・CGIなどの制限事項がないか

●チェックポイント2:バックアップ体制
 ※データベースを使う場合は必須です。
・バックアップの頻度(毎日? 1週間単位?) メディアは何? 
 障害時にどの時点までデータを回復できるかに関係するため、非常に大事。

●チェックポイント3:障害対策
※障害にはプログラムのバグに起因するものや、ハードディスク・ケーブルなどの破損、ネットワークに関連する 障害があります。
・障害の監視方法はどのように行うのか。(機械監視?専任オペレータ?)
・障害時の対応はどのように行うのか(24H 365日OKか。)
・障害が起きないようにどのような対策をとっているのか。
などについても確認しておきましょう。



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