実践サイト構築ツール活用ガイド

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Webサイトを評価する4つの視点

仕事がら、取引先や友人・知人からWebサイトについて質問やアドバイスを求められることある。
相談の内容は、アクセス数や会員数をを伸ばすにはどうすればいいか? といったマーケティング的な要素が比較的多い。

そんな中、今回はこれまでに筆者が相談された中から、「Webサイトの評価方法」について思うところを述べてみたい。
たまたま相談のあった方は、中堅企業の総務部の方で、Webサイトのデザイン・制作はもちろん、記事の執筆も外注に頼んでいるとのことであった。
自社にWebサイトの制作に関する知識のある人がいないということで、総務部が運営の窓口になっているのだが、 はたして自社サイトの出来がいいのか悪いのか、見当がつかないということである。
聞けば、近日中にサイトのリニューアルを計画しているということで、現状をきちんと把握しておきたいのとことだった。
この記事を読んでくださっている方の中にも、同様の疑問を持っている方がいるかもしれない。

ここでは筆者がリニューアル前に行う、サイト評価の視点を説明しておきたい。
リニューアルでは、現状のサイトの良い点や悪い点をあらかじめ分析する。良い点はなるべく新しいサイトにも生かしたいと考えるからである。
逆に悪い点はどこが悪いのかを考え、新サイトでは問題を解決できるよう工夫する必要がある。 その際にどういった視点で評価すればよいのかを知っておくことは重要である。

■評価する4つの視点

筆者がリニューアル前に行う分析は以下の4つを見ることにしている。
以下、それぞれについてポイントだけを説明していく。

  1. コンテンツ(記事の内容)
  2. デザイン
  3. マーケティング(SEO/SEM、広告展開)
  4. ユーザビリティ

●コンテンツ
コンテンツというのは、ようするに記事の内容のことだ。「ユーザにとって役に立つ情報が掲載されているか」という点をチェックする。
あくまでもユーザの役に立つということがポイントだ。
会社概要的な記事ばかりだったり、自社製品の売り込み記事ばかりだと、せっかく訪問してくれたユーザーは他のサイトへ移ってしまう。

ここで有益な記事とは何か? という疑問が生じる。これを明確に答えるには非常に難しい。訪問してくるユーザーの知識レベルはさまざまであり、 探している情報の種類も多様だからだ。
まずは自社サイトの主要ターゲットを設定し、それらの人が必要だと思われるコンテンツを想定して提供していくことから始めるといいだろう。
なお、筆者の経験では、掲載する記事はなるべく初心者にも理解しやすいレベルにしたほうが結果がいいようだ。
プロには少し物足りないかもしれない、といった心配もあるが、入門的な記事を先に作っておくと、あとで専門的な記事も掲載しやくなる。 さらに、入門的な記事があるとユーザーの学習効果を高めるといった効果も出てくる。

●デザインについて
デザイン面でのポイントは、すべてのデザイン要素について、明確な理由があるかどうかである。
意味のない装飾などは不要と考えてよい。
矢印ひとつとっても上向きの矢印と下向きの矢印では意味が違う。

ロゴや検索ボックスの位置、ナビゲーションの配置などすべてが有機的に結びついている必要がある。
デザインは概して好き嫌いや感覚だけで判断されがちだが、なぜ、そのデザインなのかを考えていけば、 必然的に良いデザインになるはずだ。

●マーケティング
SEOやSEMが有効に機能しているかどうかがポイントとなる。SEOは最近になって小手先のテクニックが通じなくなってきている。ただし、 何もしないでいいというわけではない。せめて最低限のことだけは行っておいて損はない。
ページタイトルにキーワードを含めておくだけでも、効果はある。

また、広告についてだが、業界によっては非常に高い効果が期待できる場合がある。
Web広告というと知識がないからと尻込みしてしまう人もいるようだが、効果測定を定期的に行い改善を進めれば必ず結果をだすことができる。
現在ではWebマーケティングを行うには広告は必須と考えて良い。あらかじめ予算は確保しておいたほうがいいだろう。

すでに広告を出している場合は、広告文とランディングページ(広告をクリックした際に表示されるページ)の関連性見直すことも検討したい。 中には、「激安」と広告に書いてあるのに、ページのどこにも価格表示が見当たらないといったケースもある。
ユーザーを取り逃がさないためにも、広告とランディングページの関連性を高め、最終的に見てほしいページに到達してもらうための ストーリーがスムーズになっているかどうかも見直してみると良い。

●ユーザビリティ
ユーザビリティというのは、使いやすさのことと考えてもらえばよい。ビジュアルデザインのことであると誤解している方も多いようだが、 実際にはもっと幅広い概念を表している。
どこにどんな情報を掲載するか、どんな言葉を使うか、といったような情報整理の視点のほか、認知心理学的なアプローチも必要だ。

情報整理面では、ユーザビリティに配慮したサイトであれば、ユーザがサイト内で必要な情報を簡単に探すことができる。 逆にユーザビリティを考慮せず、適当に情報を配置したサイトでは、必要な情報を探すことができず去っていってしまう。 非常にもったいないことだ。

心理学的な面では、たとえば、質問や意見を投稿してもらうためのフォームで、「送信ボタン」と「リセットボタン」の位置が 正しく配置されているか? とった点が重要になる。(正しくは、左側に「送信ボタン」、右側に「リセットボタン」とする)
これが逆になっているとユーザが混乱し、結果、誤操作が多くなり活用されなくなってしまう。

Flashなどのデザイン面にばかり気を使いユーザビリティがおろそかになっているサイトもあるようだが、まずはストレスなくサイト内を見てもらえるように 注意を向けることが大事だ。



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