アクセス解析の基礎
アクセスログとは何なのか、まずは基礎知識のおさらいから
アクセスログという言葉を聞いたことがありますか。
多分、あなたも言葉くらいは聞いたことがあるでしょう。
ですが、実際問題、この「アクセスログ」がいったい何の役に立つのか、明快に理解している人は以外に少ないのです。
いったい、なぜ、アクセスログが「宝の山」と言われるのか、その理由を説明します。
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■アクセスログって何?
アクセスログの説明をするときによく使われるのが、POSシステムとの比較です。
お店で商品を購入すると、「購入した商品や点数」「来店時間」「購入した人の性別やおおよその年齢」などの情報を
POS端末からレジに入力します。
お店ではこのようにして得られた情報を元に、「どんな商品が売れているか」「回転率の悪い商品な何か」といったデータを抜き出し、
仕入れや販売計画などに活用します。
実在する店舗の場合は、これらの情報はすべてレジの担当者を介して行われますが、インターネットの場合は少し違います。
インターネットの場合は、これらの情報はすべて「アクセスログ」と呼ばれるファイルに自動で記録されます。
つまり、インターネットでは、お客さんがどの商品(ページ)を見てまわったのか、何人くらい訪問したのか、
もっとも人気のある商品な何なのか、といったことは、アクセスログを見ればわかるようになっています。
売れ筋商品(人気のあるページ)が分かれば、その商品をより目立つ位置に陳列したりといったこともできますし、
逆に人気のない商品であれば、POPを工夫したりしてお客さんに手に取ってもらうよう誘導することもできます。
さらに、インターネットならではの特長として、お客さんは何をきっかけにお店(Webサイト)に訪れたのか、
どんな商品を探しているのかといったことまで分かってしまいます。
このようなことはPOSシステムでは不可能です。
■ヒット数とページビュー
アクセス解析の詳しい話をする前に、まず、ヒット数とページビューについて簡単に説明しておきましょう。
ほとんどの方がすでにご存知だと思いますが、
稀にそれぞれの意味について誤解している方もいるので復習の意味も込めて改めて説明します。
簡単に言うと、
ヒット数はサーバからブラウザに送信されたファイルの数
ページビューはブラウザから要求されたページの数です。
つまり、あるページをブラウザで見た場合ページビューは1となり、
ヒット数は仮にそのページに10個の画像が掲載されていた場合は11となります。
ですから、サイトの人気度を測定しようと思った場合はヒット数ではなく、ページビューで測定するほうが望ましいと言えるわけです。
(テキストだけのページと複数の画像が掲載されているページではヒット数が大きく違ってきます。)
このため、サイトの指標としての数値を計測するのであれはページビューの方が適切であると言えるでしょう。
■アクセスログファイルの種類
アクセスログファイルはWebサーバソフトが作成するテキストファイルですが、実際にはさまざまな種類があります。
これは、OSの違いによるサーバソフトの違いや、それぞれのサーバソフトで独自のフォーマットでアクセスログを収集できる機能
を持っている場合もあるからです。
例えば、
・W3C 拡張ログファイル形式
・スタンダード形式
・NCSA拡張形式
などがよく使われています。
ホスティングサービスなどを利用してホームページを公開している場合は、アクセスログの形式を指定できない場合もあるので、
あらかじめ自分のホームページのアクセスログがどのような形式で保存されているのか確認しておくといいでしょう。
おすすめの形式はリファラー情報(参照元情報を含む形式)を含む「拡張形式」です。
これは後述する、「アクセス解析(分析)ツール」のうち、自分のPCにインストールするタイプの場合、リファラーと呼ばれる情報が
含まれていないと、充分な解析(分析)が出来ないケースがあるからです。
また、ホスティング会社によっては、「アクセスログファイルは最新の1日分だけしか保存できない」といった制約がある場合もあるので、
注意が必要です。
なお、中小企業やSOHOでサイトを立ち上げている場合は、アクセスログファイルの種類については殆ど気にする必要はありません。
ログファイルを解析することなく、誰もが簡単にアクセス解析できるCGIやサービス数多くあるからです。
■どうやって、何を解析(分析)するか
具体的には、アクセスログファイルより、以下のような項目を解析することができます
・1日当りの訪問者数・ページビュー
・1月当りの訪問者数・ページビュー
・時間帯別の訪問者数・ページビュー
・ページ別の訪問者数・ページビュー
・訪問者のドメイン名
・訪問者のIPアドレス
・自分のホームページがどこからリンクされているか
・訪問者のOSやブラウザーの種類
・検索エンジンと、検索時に使われたキーワード
・サイト内でのページ移動状況
もちろんアクセスログファイルは単なるテキストファイルです。
そのためアクセスログファイルを開いて記録されている内容見ても、ファイル名や数字、時間などが羅列されているだけで、
すぐに解析(分析)できるような形式になっていません。
このような理由から、一般的には専用の「アクセス解析(分析)ソフト」を使うことが多くなります。
大まかに言って解析(分析)ソフトの種類は、
・Webサーバ上で動作するタイプ(基本的にアクセスログファイルは不要)
・自分のPCにインストールし、アクセスログファイル自体を読み込んで使うタイプ
・ネットワーク上を流れるデータそのものをキャッチするパケットキャプチャリング方式
の3種類があります。
手元のPCにインストールするタイプやパケットキャプチャリング方式は、サイトの規模が大きく、
1ヶ月に数10万ページビューを超えるようなサイトの場合は有効です。
ただし、解析にはそれなりの知識が必要になりますので、敷居が高いとも言えます。
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